大阪マリオット都ホテルの概要

大阪マリオット都ホテルは、大阪市阿倍野区に位置する超高層ビル「あべのハルカス」内に設けられています。
このホテルは、マリオット・インターナショナルと近鉄・都ホテルズとが提携して運営しており、名称も両社のブランドを組み合わせたものです。
ホテルは日本で2番目に高い位置にあり、関西地域での「マリオット」ブランドの展開はこれが初めてとなります。

ホテルのフロア構成は多岐にわたり、19階と20階にはホテルロビー、バー・ラウンジ、ブッフェレストランなどの共用施設があります。
客室は38階から55階にかけて配置され、合計360室です。
特に注目を集めるのが57階にあるレストラン「ZK」で、高層階からの眺望を楽しみながら食事ができます。
客室はどれも基本的に38平方メートル以上の広さがあり、全室に洗い場付きのバスルームが設けられています。

また、客室がいくつかのカテゴリに分かれているのも大きな特徴です。
最上階に近い53階から55階は「クラブフロア」、その下の50階から52階は「アッパーフロア」、39階から49階は「レギュラーフロア」と呼ばれています。
38階には「コンフォートフロア」があり、クラブラウンジやフィットネスジムも設置されているフロアです。

客室はすべてツインルームかダブルルームで、基本定員は2名です。
ただし、デラックスルームではエキストラベッドを追加して3名での宿泊にも対応しています。
また、スーペリアルームの一部はコネクティングルームとしても利用可能です。
ロイヤルスイートの定員は4名となっています。
このように、大阪マリオット都ホテルは多様なニーズに対応した設計と豊富な客室プランが売りの高級ホテルです。

大阪マリオット都ホテルの歴史

大阪マリオット都ホテルは、あべのハルカスの完成と同時に誕生しました。
あべのハルカス自体が2014年にオープンした日本最高のビルであり、その一部としてこのホテルも設計されたのです。
このホテルがオープンしたことで、マリオット・インターナショナルは東京、名古屋、沖縄に続いて日本国内で4軒目のホテルを展開することとなりました。

また、冒頭で説明したように、このホテルは日本で2番目の高さのホテルです。
その高層階からの景色を堪能しようと、オープン当初から多くの人が宿泊を希望し、その高額な宿泊費用にもかかわらずスイートルームが満室になるほどの盛況を見せています。
提携によって、近鉄・都ホテルズは国際的なホスピタリティのノウハウを、マリオットは地域密着型のサービスをというふうに両社が学び、ともに成長しています。
まだ歴史は浅いですが、このようにして大阪マリオット都ホテルは地域社会と共に成長を続けているのです。