ガテマンジャー
ガテマンジャーの仕事内容
ガテマンジャーとは、レストランにおいて冷たい料理を作る人のことを指し、「コールド」担当などと言うこともあります。
冷たい料理として具体的には、サラダやゼリー寄せ、カルパッチョ、コールドスープ、ガスパッチョなどがあります。
こうした料理は他の温かい料理とは担当が分けられていることが多く、調理部門の中でも明確にガテマンジャーとして独立した仕事が割り振られます。
ホテルにおいては一般的なレストランとは違い、バイキング形式の料理提供が多くなります。
そうなるとたくさんの品目をスピーディーに提供していく必要があり、コールド料理の割合も多い傾向にあります。
また、ウエディングやパーティー利用も多くなりますので、やはり小分けにした冷たい料理の需要が高くなります。
こうしたことから、温かい料理と冷たい料理の担当を分ける必然性が出てくるというわけです。
演出のための氷の彫刻像を作るのもガテマンジャーの担当となっていて、料理以外のスキルが求められる部門ともなります。
ガテマンジャーの難易度
料理人というジャンルで見ると、ガテマンジャーはコックの見習い過程の一つとして担当することが多いです。
調理担当になって最初はサンドイッチなどの軽食を作ることもあり、比較的早くに担当する部署と言えます。
そのため、厨房の中では難易度が低めとなります。
しかし、これはあくまでも見習い段階で担当する場合のことで、ガテマンジャーの道一筋でエキスパートとなっている人もたくさんいます。
前述の氷の彫刻などは相当の技術と芸術性が求められる仕事で、かなり難しい仕事です。
また、冷たいパテなどの皿はコース料理の最初の方で供され、料理の印象を決める重要な料理です。
冷たい料理のため繊細な味加減が求められますし、盛り付けの美しさも問われる料理となります。
それだけに、ホテルレストランの評価に大きく関わる役割を担っているわけです。
こうしたことからも、この道を究めるのは大変なことです。
ガテマンジャーの将来性
ガテマンジャーは上記のように、調理人を目指せば比較的早くになれる部署です。
そのため、ガテマンジャーを卒業して次の段階に行きたいと考える人も多くいます。
しかし、中には氷の彫刻も含めて美しく繊細な演出が求められるガテマンジャーの仕事を究める人もいます。
こうした高いスキルを持っているプロはレストラン、ホテルにとってとても貴重です。
お客様の心をつかむのに大きな役割を果たすからです。
最終的に調理人としてどこを目指しているかにもよりますが、少なくてもホテル側から見ればニーズの大きな役割ですので、高いスキルを持っていれば将来性のある仕事と言えるでしょう。