ルームサービス
一番身近な存在
大抵のホテルについているルームサービスのスタッフは、お客様と一番近い場所で仕事をすることになります。
日本旅館のようなホテルですと、仲居さんの仕事がこれにあたります。
お客様からいただいた注文をこなしていく仕事ですので、一般的な接客業務を遂行できるような技能と共に、外国人のお客様からサービスの注文をいただくこともありますので、語学の知識が必要になるケースもあります。
お部屋にはルームサービスのメニューが付いており、お客様はそれを頼りに食事を頼んだりすることが可能となっています。
そのため、夜間でも注文を受けることがありますし、またメニュー以外にも過ごす上で何か困った際に電話がかかってくることもありますので、そちらの対応もスムーズに行わなければなりません。
ホテルにレストランがある場合には、そちらで食事を取るということも多いのですが、中には自室でくつろぎながら食事を楽しみたいというお客様もいらっしゃいます。
そういった方はルームサービスのスタッフに電話でその旨をお伝えいただければ、スタッフが食事をお部屋まで運ぶことになります。
日本旅館の場合には、ほぼ全てのお部屋に食事を運ぶ必要がありますので、夕飯時は一番忙しい時間帯となります。
痒いところに手が届かない、ということが無いように、お客様の全ての要求に可能な限りのサービスを提供できるかどうかが重要です。
ルームサービススタッフの仕事は?
ルームサービススタッフの仕事の流れとしては、まず朝は朝食の運搬から始まります。
またお客様が朝食を取っている最中にはルームメイキングをし、お部屋をある程度整えることも仕事になります。
朝食の時間が終わると、お客様のお見送りをすることになります。
お客様に満足して帰っていただくためには、最初も大事ですが最後も重要です。
そしてお昼時になると、室内に残っているお客様も少なくなることから、ちょっとした休憩時間になります。
この時間帯に休憩を取ったり、またこの時間を活用して語学の勉強をする方も多いです。
そして夕方になると続々とお客様も来館されるため、ここから仕事が再スタートという形になります。
夕食の時間にはお食事をお部屋に運んだり、何か困ったことがあったらその注文を受けたりという対応することになり、これにて1日が終了することになります。
このように、お客様専属のコンシェルジュのように気を配り、困ったことが起こらないようにサービスを提供することがルームサービススタッフの仕事になります。
直接的にお客様の満足度に関わってくる仕事ですので、そこにやりがいを見出す人も多いです。
ただ言われたことを仕事としてこなす、というものでは満足度は上がりません。
そこに自分ならばどのようなサービスを提供できるのか、細やかに気を配り、サービスを提供することが重要なのです。