蒲郡クラシックホテルとはどんなホテル?

蒲郡クラシックホテルは、愛知県蒲郡エリアにある日本屈指の伝統を持つホテルです。
2007年には近代化産業遺産に認定されていますし、2022年には国指定の登録有形文化財として登録されています。
明治時代より続く歴史の古いホテルで、世界各国の賓客や日本の皇室の方々が宿泊してきた由緒ある場所でもあります。

建物は重厚感たっぷりの優雅でレトロな雰囲気が漂います。
ロビーやダイニングルーム、客室とすべての場所において細部までこだわり抜いた調度品が見られます。
また、たくさんの賓客を迎えてきた一流のホテルマンによる、丁寧でお客様第一のサービスもこのホテルの魅力と言えるでしょう。

海が一望できる客室は開放感のあるスタイルで、ゆったりとした時間を過ごすのに最高です。
山側の客室は落ち着いた雰囲気が漂うクラシックスタイルで、のんびりと部屋の中での一時を過ごせます。
ウエディングを行える大きな広間やレストランなどもあり、宿泊だけでなく様々な用途でも利用されています。
提供される料理は時代に左右されることのない精緻な品ばかりで、食材のこだわりと共に高い技術を持つシェフのコラボが見事です。

海を見渡せる位置にあるラウンジは昼は香り豊かな紅茶やコーヒー、スイーツをいただきなが過ごすのぴったりです。
夜はバーとして営業しますので、上質なナイトタイムを過ごせます。
一般のパーティーなどのイベントにも使用することができ、それぞれの用途に合わせて柔軟に対応してくれるのも特徴です。

蒲郡クラシックホテルの歴史

蒲郡クラシックホテルの歴史は、明治45年までさかのぼります。
名古屋を拠点とする織物商が、このホテルの前身となる常盤館という料理旅館を始めたのがスタートとなります。
その後、昭和9年になり蒲郡ホテルとしてリニューアルしていますのが、この際には当時の大蔵省から寄付金が寄せられるなど政府にとっても重要な施設として認められていました。
そして、国際観光局によって国際観光ホテルとして認定されます。
ホテルが完成した年には、日米野球が開催された際にベーブルースやルー・げーリックなどのメジャーリーグ選手が宿泊しています。

その後も周辺地域の観光化が進んでいきますが、戦争の影響もあり一時的に営業を中止することになります。
しかし、戦争が終結すると再び国内でも有数のホテルとしての名を高め、皇室の方々が宿泊されるなどの栄誉を受けるようになります。
2012年には老朽化が進んでいた古い建物を改装し蒲郡プリンスホテルと生まれ変わります。
事業承継によって後に運営会社が変わり、現在の蒲郡クラシックホテルという名称に変更され現在に至っています。