東京都心にある広大な敷地を持つ高級ホテル

ホテルニューオータニは、千代田区紀尾井町という都心にありながら、広大な敷地を持ち、由緒ある日本庭園に囲まれた、都会の喧騒に縁のない空間を持ちます。

個性あふれる多数の各種料理を提供するレストランや100店以上にも上る魅力あふれるショッピングアーケード、郵便局にクリニックなどを備え、まるで1つの街であるかのような機能を持っています。
利用できる最寄りの公共交通機関の駅は、四ツ谷駅.・赤坂見附駅など4駅もあり、観光やビジネスの拠点に至便の立地です。

2007年には、建物のの11~12階の2フロアに「ホテル・イン・ホテル」と位置付ける超高級スペース「エグゼクティブハウス“禅”」をオープンさせるなど、進化を続けるホテルです。
「エグゼクティブハウス“禅”」は“禅”をコンセプトに、「侘び・寂び」をベースとして現代に合うようコーディネートして、快適なくつろぎ空間を目指したものです。
専任のスタッフが置かれ、まさに単に贅沢を超えた非日常の異空間で、驚くとともにくつろげるところが不思議です。

東京オリンピック時に開業した戦後復興のシンボル

1964年に開催された東京オリンピックに合わせて、海外の賓客が宿泊できる国際ホテルとして「ホテルニューオータニ」は誕生しました。

「帝国ホテル東京」などと合わせて、ホテル「御三家」と呼ばれる日本資本の超高級ホテルです。
元々は東急グループが外資のヒルトンホテルと提携して東京にホテルを開設しようとしていました。
その際の候補の一つに選定された用地に、ニューオータニ創業者の大谷米太郎が開設したのが、ホテルニューオータニ・チェーンの中核である、紀尾井町の「ホテルニューオータニ(東京)」です。

各種の逸話を残す「ホテルニューオータニ」

このホテルは、小説や映画の舞台になったことでも知られています。
森村誠一の小説(ヒットしてのち映画化)の「人間の証明」では、ホテル最上部の「回る展望台レストラン」の影がストーリーの重要なポイントになっています。

また、全世界でヒットを続ける洋画の人気シリーズ、スパイ映画「007は二度死ぬ」では、悪の組織の日本の拠点の本社ビルとして建物が使われました。
創業者の大谷米太郎は元相撲力士だった関係で、相撲関係者の結婚披露宴はじめ様々なイベントにも使われています。

国内・海外へチェーン展開

国内では、北海道、信越、首都圏、九州などにチェーン展開しています。
また、海外でも、アメリカ(ハワイ)、中国などに展開しています。
やや海外展開には消極的にも見えますが、日本流の「おもてなし」は日本国内でというのが良いので、「和」のブランドを安易に海外で提供しないほうがいいと思います。